朝刊から始まる丁寧な生活

新聞や経済ニュースを見る習慣づくり

みんなやってる?新NISA制度が始まっています

◾️2月13日(火)の気になる金融経済ニュース

金融庁 企業の保険代理店にもメス 価格調整問題で調査

・新NISA口座 開設ペース2倍に 9割超がネット証券で

三菱UFJ銀行「根回しやめます」 メガバンクが会議改革

 《2月13日付日経電子版より》

 

◾️9割超とは思った以上でした「新NISA口座 開設ペース2倍に 9割超がネット証券で」

三連休明け、お疲れ様です。週休3日制になってほしいと願って止まない今日この頃、街中は春節に伴って中国人観光客の方で賑わっているようで、テレビのニュースでは1泊10万円以上の旅館に泊まるとか、旅行の予算は100万円だとか(何人分かは分かりませんが)、日本に来るのは10回目だとか、そんなインタビューのコメントが聞こえてきて、どうなったらそうなるのか不思議でたまらない気持ちになりました、、日本の収入分布は年収300〜400万円台が全体の4割近くと最も多く、次に400〜500円台が全体の2割、ここで全体の半分を占めます。年収300〜500万円台だとそんな頻繁に海外旅行なんて行けないだろうし、1泊数十万円する旅館に泊まれないし泊まろうと思わないし、円安ということもあるでしょうが一体全体彼らはどんな仕事をしていて、どれくらいの労力で、どれくらいの年収があるのか、気になって気になって仕方なかったのでテレビを消してやりました。日本の収入水準がもっと上がってくれればいいんですけどね。日銀も賃金上昇を伴った2%の物価安定目標の実現を目指していますが、足許の実質賃金水準はあまり芳しくないようで苦戦を強いられています。今年の春闘でどのような結果が見られるか重要な手掛かりとなるでしょう。

さて、難しい話でなくとも自分でできることはたくさんあります。自分のことは自分で守るしかありませんからね。きっと多くの人が何か考えるきっかけがあったのでしょう、「新NISA口座 開設ペース2倍に 9割超がネット証券で」という記事が出てました。今年1月からスタートした新NISA制度。昨年後半以降、各金融機関は様々なキャンペーンを打ち出してNISA口座開設の顧客取り合い合戦に躍起になっていましたが、ネット証券の圧勝だったようです。2023年9月末時点で2,000万口座以上(一般+つみたて)が開設されていましたが、一体どのくらいまで伸びたのでしょうか、集計結果が発表されるのは半年後くらいだと思いますがとても気になりますね。

新NISA制度ではつみたて投信枠120万円、成長投資枠240万円、合計で年間360万円、総枠で1,800万円の非課税投資枠を無期限に利用することができます。年収300〜500万円台の収入が全体の半分を占めていますから、360万円の年間非課税枠があれば投資に回す金額分は十分にカバーできるでしょう、満額を利用できる人は中間層以上の方である場合が多いと思います。投資額や非課税期間が無期限であること等を踏まえると、新NISA制度は少額からでも長期的に投資を行うことが前提となっています。その背後には、年金ないかもしれないから自分で自分のお金を増やして老後の生活に備えてね、というメッセージも込められていると言っていいでしょう。もちろんそれだけではないでしょうが、少なくとも中間層以下の人たちは今の賃金水準と物価上昇の状況を目の当たりにしている中、今日明日の生活だけでなく老後の生活のためにこのメッセージを我が事と認識するのが賢明ではないかと思います。もし貯蓄に回せる資金的余裕があるなら投資を少しでいいので勉強して、1,000円でも2,000円でもいいから自分のために貯めておきましょう。仮に毎月1万円ずつ積み立てて投資した場合、年率3%で運用できたら30年後には360万円(1万円×12ヶ月×30年)→1,220万円と860万円も増えます。こうやって数字で見ると実感が湧きます。

知り合いの話で「友人から、騙されたと思ってNISAで積立してみて、と言われて仕方なく始めたけど、なんか気付いたら運用が上手くいってお金が増えてて驚いた。自分もまた別の友人に同じように、騙されたと思ってNISAやってみ!と言ってる」らしいです笑

どこの売込み用作り話かと思いましたが、まあ騙しちゃだめだし運用が上手くいったのも結果論ですが、きっかけなんてそんなものなのかもしれません。ネットで調べれば情報はいくらでもありますが、取捨選択が難しくもあります。信頼している人から情報が1番信憑性が高かったり、私もやってみようかなって気にさせたりします。

新NISA制度は今年1月からスタートしていますが、旧NISA制度は2014年1月からあるのです。やってる人はやってるのです。自分でもできることからやってみましょう!