■ニュースの内容
6月22日、ローソンは冷凍おにぎりの実験販売を始めると発表しました。
目的は食品ロスの解消と2024年の労働時間問題への対策です。
SDGs(持続可能な社会の実現)に向けた新たな取組であり、注目すべきニュースだと思います。
《用語解説》
・食品ロス・・・まだ食べられるのに廃棄される食品のこと。
・2024年労働問題・・・2024年からトラック運転手の労働時間が規制によって短くなるため、モノが運べなくなる可能性があること。
・SDGs・・・持続可能な開発目標のこと。世界中にある環境問題などの課題を世界のみんなで2030年までに解決していこうという計画のこと。
■ニュースの解説
コンビニで売られているおにぎりは一般的には冷蔵商品です。その冷蔵商品のおにぎりを冷凍商品にして販売するというニュースです。
コンビニで売れ残った商品は賞味期限が近くなると廃棄されます。冷凍商品は冷蔵商品よりも賞味期限が長いので、冷凍商品が増えれば廃棄する商品を減らすことができます。(食品ロスの解消)
廃棄する商品が減れば、製造工場から店舗への配送回数を減らすことができます。現在日本ではトラック運転手不足が大きな問題になっています。それに加えて、2024年に労働時間規制が強化されるという問題も抱えています。配送回数が減れば、この問題にも対応することができます。(2024年労働問題への対策)
■ニュースの意見や感想
SDGsに関する取組は様々な業界で注目されています。今後、私たちの生活の中にもより深く関わってきます。今回のコンビニについてのニュースは私たちにとって身近な出来事だと思いますので、知っておくと良いでしょう。